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「戦略実行」クリス・マチェズニー、ショーン・コヴィー、ジム・ヒューリング著

キングベアー出版2014年5月発行

「戦略実行」クリス・マチェズニー、ショーン・コヴィー、ジム・ヒューリング著本当に重要な目標を一つ(多くて二つ)を選びます。これを最重要目標(WIG)と呼びます。(Wildly Important Goal)
(たくさんの目標の弊害)
その目標を達成できなかったら、他のどんな目標を達成したところで、意味がないような重要な目標を見極めることです。
もし、あなたのチームが今、五個、十個もの重要な目標を実行しようとしているのなら、チームがフォーカスできないのは当たり前です。フォーカスしないと竜巻が威力を増し、あなたの努力は雲散霧消してしまい、成功はまず不可能です。(P36)

本では、WIGを選択する基準として、何が重要なのか?で判断するのではなく、「他のすべての業務が現在の水準を維持するとして、変化することが最大のインパクトを与えられる一つの分野は何か」と問いかけてくださいと説明しています。発想の仕方を変えろ、ということでしょうか。
多くの戦略目標を掲げたがどれも実行できない、ということは良くあります。WIGを一つか二つに絞り込み、労力の20%を集中する。そして残りの80%は今までどおりやっていることを維持する。それが、戦略実行の秘訣のようです。

『仕事は8割捨てていい』鳥原隆志著 

大和出版2014年9月発行

『仕事は8割捨てていい』鳥原隆志著(名刺を捨てられないのはなぜ?)P78

名刺を捨てることのできない人はいらない人脈を捨てることができません。
多くの人脈を持っていると、名刺の保管管理以外にも、それだけパワーを使いますし、時間やコストもかかります。しかし、その損失よりも、多くの人と知り合った証として保管しておくことが重大だと捉えていらっしゃるケースを見かけます。
これは、「願望の人脈」です。願望のネットワークなのです。
いつか使うだろう、もしかして、また必要になるかもしれない。それが名刺を捨てることができない本質的な理由なのです。願望の人脈やネットワークに力を浪費してしまうよりも、もっと必要な人脈に力を注ぐべきなのです。

願望の人脈に欠けている時間を、必要な人脈に集中しましょう。

どんどん増えていく名刺。整理をするために名刺をもらっているように思える時があります。本には、残す名刺20に対して、処分する名刺80と書いてあります。その基準は、名刺を使う人脈と使わない人脈に分ける。その時に基準を何か作るとよい。(例えば、顔を思い出せるか?など)

・いざとなったら頼れる人材リストが人脈、そのリストは常に携帯する

捨てることのメリット
・本当に必要な人脈に力を入れることができる

新しい年、本当に必要なものと、願望のものを区分し、「願望のもは捨てる」という決意からスタートします。

「バランス・スコアカード実践ワークブック」中野 明著

秀和システム発行2009年12月第一版一冊

「バランス・スコアカード実践ワークブック」中野 明著(狭義と広義・大広義のバランス・スコアカード)
 
狭 義:戦略マップをよりブレークダウンしたもの  
→広義のBSCでは、戦略目標が達成されているのかわからない
→目標達成のための具体的な活動、すなわち戦略実施項目が必要
→①尺度、②目標値、③戦略実施項目を明らかにしたのが狭義のBSC
 
広 義:戦略マップ+狭義のバランス・スコアカード
→戦略マップは、戦略策定のツールではなく、戦略の実行を促す役割
→戦略マップで複数の戦略目標を因果関係で構造化する
 
大広義:戦略バランス・スコアカード(戦略マネジメントシステム)
→戦略マネジメントシステムを構築するには組織の戦略が必要になる

(P.20)