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新しい「目標管理」の要点 猿谷雅治/大須賀匡 著

ダイヤモンド社 1992年5月21日初版発行

新しい「目標管理」の要点 猿谷雅治/大須賀匡(P2 仕事のサイクル—計画—実施—評価・反省)
 仕事に3段階の確実なやり方
「世間でよく言われる“目標による管理”とは、簡単に言うとどういうことですか」とよく質問されます。何事につけ、一口に定義づけするのは大変むずかしいことで、無理に定義づけるとかえって誤解を招くことが多いものです。しかし、あえてその危険を冒して簡単に言ってみますと、会社の中で私たちが仕事をする場合、
 1、目標や方針をはっきり定め
 2、それにもとづいて自主的に実施し
 3、実施した結果を、十分に評価、反省する
という3つの段階を、会社全体がしっかりやっていく仕事のやり方が「目標による管理」なのです、ということになります。
 ところが、こう答えると、「なんだ、そんなことですか。それなら私たちは昔からやっていますよ。第一、ことわざにも“一年の計は元旦にあり”と言うじゃありませんか。そんなことをなんで“目標による管理”なんて大げさな名前をつけて、ことさら取り上げるひつようがあるのですか」と反問してくる人が相当あります。
 この言葉は、じつは半分当たっていると同時に後の半分は当たっていません。それは次のような理由があるからです。
(以下略)

 25年前に発刊された本です。計画したことがうまく進まないので、目標管理のやり方を考えなおしたくて書棚をみたら、この本が目につきました。やり方の裏にひそむ考え方、満足感と結果の認識、目標は5つ以内に絞ること、具体的に定量的に……という箇所に付箋がありました。私は、前進できているのでしょうか?