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「孟嘗君」講談社 宮城谷昌光著

「孟嘗君」講談社 宮城谷昌光著「そうよ・・・。人を助ければ、自分が助かる。それだけのことだ。わしは文どのを助けたおかげで、こういう生き方ができた。礼を言わねばならぬ」(P270)

 

紀元前200年前後の春秋時代、中国最大の商人と言われた「白圭」が孟嘗君に残した言葉です。尊敬する人から、「助けるものは、助けられるものによって幸せになれる」という意味に解釈して教えてもらいました。“自利利他”にもつながる経営理念の原点として、未来永劫に語りつがれていくべき言葉として、大事にしています。

「管仲(かんちゅう)」角川書店 宮城谷昌光 著

管仲(かんちゅう)」角川書店 宮城谷昌光 著 国にかぎらず組織というものは、最も高いところから、最も低いところは、見えないようになっている。ところが不思議なことに、もっとも低いところから、もっとも高いところは、見えないわけではない。組織を本当に改善しようとする者は、もっとも低いところにおりればよい。あっという間に改善の骨子は出来上がるであろう。(P232)

 

春秋時代前期(中国)に、思想家、為政者として卓越した能力を発揮し、理想の宰相と称された「管仲(かんちゅう)」の言葉です。