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「無印良品は仕組みが9割」良品計画会長 松井忠三著

良品計画会長 松井忠三著 2013年7月初版発行、角川書店 p.147

「無印良品は仕組みが9割」良品計画会長 松井忠三著コンサルタントには組織は立て直せない。
経営戦略にしろ、人材育成にしろ、社内やチームでは解決できない問題が出てきたと場合、コンサルタントに頼るリーダーが多いのではないでしょうか。(中略)
コンサルタントのノウハウが、必ずしもその組織やチームに役立つとは限りません。当たり前ですが、コンサルタンとは、本人の専門分野や得意分野で問題解決の提案をしてくれます。しかし、それが問題の本質に迫っているとは限らないのです。コンサルタントが活躍するには、結局のところ、実行力のある社内のリーダーと共に行動するしかないのです。(P.147)

私もコンサルタント的仕事をしています。経営戦略を得意分野にしているのですが、コンサルタントではありません。ファシリテーションを目指しています。ファシリテーションとは、「会議、ミーテイングの場で発言を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で騎亜入試、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力の1つ」という意味です。
 ファシリテーターは企業内にも必要ですが、外部(第三者的立場)の人が入ることにより、会議の効率や合意形成などの流れが促進されます。社内のリーダーと共に行動することを心掛けています。

「管理会計のすべての基本がわかる本」

コンサルタント・公認会計士金子智朗著 秀和システム P26

「管理会計の基本」がすべてわかる本管理会計の柱は、意思決定、業績評価、コスト管理の3つだという話をしました。その中でも、もっとも重要なのは意思決定だと言っていいでしょう。意思決定に役立たないのであれば、それは管理会計と言えないというのが私の持論です。(P.26)

我社は、固定費と変動費を区分し、変動損益計算書は作成しています。部門別損益計算をして、どの部門が黒字でどの部門が赤字なのか明確になっています。それでも経営はよくならないのです・・・こんな話を聞くことがあります。その資料を活用して、限界利益をもとに分析した結果を考え、部門別損益をみて撤退か継続かの判断をする。それがここでいう意思決定です。管理会計はバッチリでも、意思決定に活用しなければ意味がありません。