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「これだけSMART」倉持淳子著

すばる舎リンゲージ刊2014年5月発行

「これだけSMART」倉持淳子著測定可能にする理由(P.98)
成果とプロセスを測定可能にしておく理由は、その成果を出すためにどのぐらいのプロセスが必要になるのかを検証していくためです。
なぜ、検証が必要なのか。それは、「はじめに」、も書いたとおり、目標はあくまでも今いる場所からさらに上昇するためのものだからです。
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また、通常は、よほどモチベーションが高くないと与えられた成果目標以上にやろうとおもう人はいません。スキルが上がったのと反比例するように行動量が減って、何年たっても同じ成果というケースもよくある話です。
目標は実現したい成果から考える(P.134)
○SMARTの中で最も大事な「R」
目標はすべて、SMARTの「R:Result-based…成果」に基づいているから、考えるのが良い。私はSMARTの中で最も大切なのは「R」だと思います。ここでいう「成果」は、目標の上にあるもの。つまり、「その目標をなぜ達成すべきなのか」の理由に当たるものです。

目標の上にあるもの、それはビジョンです。目標達成には、モチベーション(やる気)の向上が不可欠であり、そのモチベーションを刺激するのはビジョン(実現を望む未来の姿)です。組織にはビジョンが必要であり、そのビジョンを共有できる環境をつくれるかどうかに、目標達成の鍵はあります。