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『ハーバード・ビジネス・レビュー』2017年4月号

青春出版社 2007年1月10日 第1刷

『ハーバード・ビジネス・レビュー』2017年4月号 世のマーケターが今まさに知りたいテーマに斬り込んだのが、前号の『DIAMONDOハーバード・ビジネス・レビュー』(DHBR)の特集「顧客は何にお金を払うのか」であり、まさにお金を払って買いたいと思わせた。
 人が商品を購入するのは、片づけられていない「ジョブ」(問題)を解決するためであり、「ジョブ」の特定が極めて重要な起点であるという、C,M、クリステンセン教授のフレームワーク(P26)はその糸口となりえる。紙面の事例から思い浮んだのは、自社のビジネスをピープルビジネスと定義し、他のコーヒー店と一線を画したスターバックスだ。自社の価値を商品軸で定義すると、体力を消耗する価格競争に巻き込まれがちだ。One and only oneの「ジョブ」という競争軸を見出すことがイノベーションの源泉となりえる。
 時代を超えた価値あるコンテンツで読者に洞察を与えるのが、DHBRの魅力だが、特集テーマに関して議論が生まれ、読者を巻き込む仕掛けがあれば、より面白い。(この後の分は、省略させていただきました)(P144. 「前号(顧客は何にお金を払うのか)を読んで」
ライフネット生命保険常務取締役 中田華寿子)

 DHBRを取り上げたのは、二か月連続してタイトルにひかれたからです。
 3月号  顧客は何にお金を払うのか
 4月号  人材育成
 会計事務所は、今、確定申告の真っただ中。あと何年このビジネスモデルは続くのか…突然変わります。それもそんなに遠い話ではありません。今回、不思議なことに事業の申告の確定申告相談の飛び込みが何件かありました。こんなことはなかったので、なぜか考えてしまいました。
平成31年に消費税が10%になると、複数税率が採用され、インボイス方式の導入が必要になると言われています。そうなったら、事業の飛び込みには対応できません。消費税アップの前に、業界のビジネスモデルは劇的に変わってしまうと考えるべきです。複数税率になったら自書申告はできないので、今から税理士事務所に頼んだほうが得策…と事業者は考えたのではないでしょうか
変わるビジネスモデルにどう対応するのか、そのために人材育成をどうするのか…中田氏の読後感に「自社の価値を商品軸で定義すると、体力を消耗する価格競争に巻き込まれがちだ」とありますが、業界は、もうこのレベルではなくなっています。今からでも、もう遅いという危機感をもちました。

『ドリルを売るには穴を売れ』佐藤義典著

青春出版社 2007年1月10日 第1刷

『ドリルを売るには穴を売れ』佐藤義典著  「マーケティングとは何か」を一言でいえば「顧客」に関するすべてのこと、つまり「売ることに関するすべてのこと」だ。市場調査、広告制作、営業戦略、などのすべてが含まれる。
 マーケティングとは「売りこと」であり。マーケティングをする会社は「売る人」だ。そして、その反対には当然「買う人」、つまりお客様がいる。さらには、買う人の逆には売る人がいる。当たり前のことだが、ここからがポイントだ。
 あなたは、日常生活ではほとんど毎日のように買い物をするだろう。ガムや缶コーヒー、野菜ジュース、昼の定食、夜の缶ビール、ボールペンに消しゴム、当然この本だって買い物だ。ということは、その逆には「売る人」がいるのだ。
 あなたが「買う」時に、その逆には「売る人」がいる。あなたが何かを買うときには、売り手にとってのマーケティングが起きているのだ。
 だから、あなたが「買う」ことが、誰かにとってのマーケティングの重要な一部になる。あなたの買い物そのものがマーケティングであり、それは会議室で起きているのではなく、あなたの日常で起きているのだ。(P.13 「買い手」の反対側には必ず「売り手」がいる)

 「ドリルを売るには穴を売れ」という言葉は、10年程前にITCの勉強で、ある講師に聞きました。ドリルを買いに来るお客様は何もドリルが欲しくて来るわけじゃない。穴をあけるという「結果=価値」が欲しくて、それがドリルというだけ。買う側の立場でもっと考えよう、と教えてもらった記憶があります。この本は、「管理会計を起点とした経営支援研究会」を主宰する東京の公認会計士青山先生に教えていただきました。
 マーケティングと言えば、STP(セグメント、ターゲット、ポジショニング)と4P(製品、価格、販路、広告)は最低限知っておくべき「理論」と何冊かの本を読みました。よくわかったか…と言えば疑問です。この本は中堅商社の企画室の売多真子(うれた・まこ)が主役でイタリアンレストランのマーケティングをストーリーにして説明してあり、楽しみながら読むことができます。「買い手」の立場で考えることの重要性に気づかせてくれます。以前読んだのですが、本棚をみたら目につきアンダーラインを引いてある部分を読み直しました。
青山先生ありがとうございました。

「増販増客事例集」高橋憲行著

企画塾出版

「増販増客事例集」高橋憲行著しかし、このような世界経済、日本全体のことを考えていても「大変厳しい時代なっている・・・」というだけで、中小企業の経営者にとって、ほとんど意味がありません。
政府の打つ手を待っていたところで、意味のない話なのです。
経済が、ゼロ成長と言っても、日本全国で5000兆円(GDP/国内総生産)というお金が動いているのです。人口最小県で60万人を割っている鳥取県でも1兆7000億円の県民総生産があるのです。その県庁所在地の人口約20万人の鳥取市では、約5000億円以上のお金が動いています。
よく、地方に行くと、こんな小さな町ですから、何もありません。とういう人がいますが、実は、人口5万人の町でも1000億円以上のお金は動いているのです。
小さな市町村でも待ちでも、ちょっと工夫すると一気に成長できるのは、こうした背景があります。ところがほとんどの人がたちが、市町村が小さい、街が小さい・・・だからここでは商売ができない、売り上げが上がらない、という話にしてしまう人が実に多いのですが、そんなことはありません。
つまりは業界が、また小さな街が、ゼロ成長だろうが、自ら成長する手段を持てば、さして問題はないのです。それが売上を上げるマーケッティング手段です。(P20 厳しい時代だからこそ、自力で活性化させる)

あけましておめでとうございます。
年初は、企画塾の「増販増客事例集」にしました。
第9章の標題「増販増客のキーワード」の添え書きに、「将棋や囲碁に勝つための定石があります。定石とは、シュミレーションを何度も実行して実践に移し、勝つべくして、勝つ、勝ちパターンです。」とありました。
これまで、何度も「戦略策定の定石」「戦略実行の定石」という言葉を使ってきました。戦略ナビが推奨するシュミレーションの手法は、PDCAとKPTです。今年は、実行を徹底しKPTで振り返り、勝ち方の定石にトライします。戦略ナビを使って、CTPTマーケティングを実践して勝ちパターンを創ることに挑戦です。今年も「今日の1ページ」よろしくお願いします。