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「遅行指標」と「先行指標」②(2014.12.22)

【「遅行指標」と「先行指標」】(2)

いつも大変お世話になっております。
若山経営・東京事務所の若山でございます。

今回から、弊社若山が週間帝国ニュース(株式会社帝国データバンク青森支店様発行)
に掲載させて頂いた『「遅行指標」と「先行指標」』の記事の中から、抜粋したものをシリーズでお届けします。

 
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「遅行指標」という言葉は、景気の動きを示す経済指標の1つとして使われますが、前回ご紹介した「戦略実行」という本では、最終的に達成すべき戦略目標と説明されています。

 結果を出すために経営者が取り組むことは、基本的に二つ。
それは、戦略を立てることと、立てた戦略を実行すること。
戦略を立てることに集中し、戦略を実行することに集中している経営者は少ないと言えるのではないでしょうか。
実行できない理由は次のように整理されます。

①目標そのものが曖昧
②目標が現場の言葉になっていない(なぜその目標に取り組むのかわからない)
③目標達成のためになにをしたらいいのか説明していない

戦略を実行するためには、100%の業務を80%に効率化し、20%の時間で達成すべき最重要目標(遅行指標)にチームで取り組むことが必要。
そのために、なぜそれが必要なのかを納得するまで話し合い、実行に移すというプロセスを踏むのが大切です。

 

■□随想━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

先日「戦略参謀」を初めて見て頂いた会計事務所の先生が「これを全部仕上げるのに、何日必要なんですか!」と驚かれていました。
私も入社当初「戦略参謀」を見た時は眩暈を起こしそうになったのを覚えていますが、何度か経営戦略塾を行い、ユーザーの方々のお話を聞くうちに、
「戦略を立て、立てた戦略を実行する」為には、時間をかけて話し合い、そして実行に移すための準備が必要なんだと思いました。
その準備に必要なものが全て入っているのが「戦略参謀」なのではないかと思います。
次回も「遅行指標」と「先行指標」(3)をお送りします。